和菓子サロン 一祥

Japanese Sweets Salon Issho

レシピ

錦玉羹 レシピ

錦玉羹は夏の和菓子には欠かせません。 金魚を浮かべたり、型に流したり、七変化する便利なお菓子なのです。 ガラスの器で頂くと、夏の音まで聞こえて来るよう。 この器はガラス作家の林孝子さん作。 現在名古屋の「ノリタケの森」で個展をされています。 ht…

雪平 レシピ

「雪平」という、卵白を加えた餅生地で餡を包みます。 卵白が入ることにより、マシュマロみたいな白い、ふわふわの生地が出来上がります。 待ちわびた春の訪れを象徴するような、ひらひらと舞う蝶を表現しましょう。 *材料(8個分) 白玉粉50g 水85g…

月見団子 レシピ

澄んだ秋空、中秋の名月にはススキやお団子をお供えして月を眺めます。 お月見は、平安時代のころから秋の収穫祭と重なり定着したようです。 「いも名月」とも呼ばれ、収穫したばかりのお芋を御供えする地方もあります。 月でお餅をついている、兎のお菓子も…

焼き鮎 レシピ

初夏、鵜飼が始まるころにお菓子屋の店頭に鮎菓子が並びます。 清流をさっそうと泳ぐ姿を象った、「焼き鮎」。 小麦粉と卵を中心とした生地で、ふわふわの求肥を包みます。 豆乳を使うのが、イッショウ流。 焼印で、かわいらしい表情を押して出来上がりです…

練切 焼き桜 レシピ

練切 白こしあん300g(手亡500g 砂糖300gで作る) 求肥30g(もち粉10g 水25cc 砂糖25gで作る) 作り方 求肥を作る。(求肥の材料を全部混ぜ、40秒[500w]レンジにかける。一度取り出し混ぜ、10〜15秒レンジにかける。再び取り出し混ぜる…

紫陽花(寒天製) レシピ

6月になると雨にうたれ、しっとりと咲く紫陽花。 青、紫、ピンクと土壌によって変化するとも言われています。 「四葩の花」(よひらのはな)「七変化」という別名もあり、お菓子としても様々な表現方法があります。 今回は寒天の生地で、七変化を表現しまし…

青梅(外郎製) レシピ

梅雨の頃、みずみずしい青梅を見かける機会が多くなります。 梅酒、梅干など用途の多い果物ですが、今回はウイロウ製の「青梅」です。 米粉を中心とした生地を蒸し、黄身餡を包んで、本物そっくりに仕上げます。 最後のへら使いで、様々な表情の梅が出来上が…

桜餅 レシピ

冬が過ぎ暖かさを感じる頃になると、どこか心もうきうきします。 近所の桜の木がとても気になる季節になりました。 今回は関西風の道明寺粉を使った生地に、塩漬けの桜の葉を巻いた桜餅です。 独特の香りと、桜色の餅。一気に待望の春へといざなってくれます…

どら焼き レシピ

こんがりときつね色に焼きあがった丸い生地に、しっとりと艶のあるたっぷりの餡。 誰もが知っている、なつかしい素朴なおやつです。 生どら、バタどら、ゴマどら、各地で様々などら焼きが誕生しています。シンプル な生地だからこそ、お好みでいろいろな餡を…

水まんじゅう レシピ

現在全国に知られている水まんじゅうは、岐阜・大垣が発祥の地とされています。冷たく清らかな地下水に、容器のお猪口ごとはなたれた水まんじゅうの姿を見かけることができます。 今回は手軽に作り、保存できる「水まんじゅうの素」を使用しました。中に入れ…

いちご大福 レシピ

冬から春にかけて、スーパーやコンビニでも見かけるようになった「いちご大福」。 昭和60年ごろ、東京や三重などの和菓子屋が販売したのが始まりだそうです。 甘酸っぱい苺とやわらかい大福、今では定番の和菓子となりました。 身近な材料で、作りたてふわ…

あんみつ レシピ

八月、せみの声が今ばかりと競演しております。 暑さを和らげる目にも涼しげなお菓子が多く出回る季節です。 寒天のお菓子の代表、みつ豆。 江戸時代末期には豆などに蜜をかけたもの、 年月を経て現在のあんみつに変化しました。 アイスクリームや果物を好み…

水無月

水無月晦日、この一年の折り返しの日には「夏越祓」という行事が行われます。 この半年の罪や穢れを祓い、残りの半年の無病息災を願う神事なのです。 この日頂くこのお菓子は上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、 三角の形は暑気を払う氷を表しているとい…

葛まんじゅう レシピ

つるりとして涼しげな葛を使う、夏の代表的なお菓子です。 中の餡の色を変えることにより、ピンクなら「水牡丹」緑なら「夏木立」と様々な表情のお菓子が出来上がります。 今回は「本返し」と言う手法で蒸し器を使わず、極限までやわらかく仕上げたレシピで…

ぜんざい こしあん レシピ

小豆をコトコトと炊き、砂糖を加えれば出来上がり。 こんな単純な作業ですが、あんこは和菓子のおいしさの要です。 おいしい餡が家庭で作れたら和菓子の世界が広がりますね。 小豆を選び、時間をかけ、手間をかけたあんこは絶品です。 なめらかな口当たりの…

うぐいす餅 レシピ

「うぐひすの枝ふみはづす初音かな」蕪村 梅の頃、春の訪れを伝える「春告鳥」といわれる鶯。 梅の花の時期にちょうど鶯が鳴くのは京都だそうです。 やわらかい求肥で餡をつつみ、両端を指でつまみます。 緑色の青豆粉をまぶすと不思議と春らしい鳥の姿の出…

利久まんじゅう レシピ

利久饅頭の名は「千利休が好むような(色の)お菓子である」と、 「朝鮮出兵の際、利休が自ら秀吉のために作った」と その由来にいろいろな説があります。 各地で長く作られているのは、 この風味ある皮とこしあんの相性が多くの人に好まれているからでしょ…

栗きんとん レシピ

秋の味覚、栗の季節がやってきました! 岐阜 中津川地方でよく作られている茶巾絞りの栗きんとん。 栗のみのきんとんの他、黒砂糖入りの黒こしあんを使い2色のお菓子を作ります。 果実に多くの養分を蓄えるおいしい栗を選び、 最小限の工程で自然の風味を生…

葛きり レシピ

「蜜の甘さと、くずの淡白さが、舌の上で冷たくまぶれて、つるりとのどへ入りこむ」 作家 水上勉は葛きりを「京の味の王者」と評しています。 葛と水、シンプルな材料で皆をうならせるデザートが完成します。 つるりと、風味よく涼やかな葛きりで暑さを乗り…

おはぎレシピ

春の「牡丹餅」秋の「おはぎ」夏の「夜船」冬の「北窓」4つもの別名は、 広く江戸時代から庶民に親しまれていることを証明しています。 現代でもお彼岸やお盆に食べる風習が残っています。 小豆の赤が古くから邪気を払う食べ物として信じられており、 先祖…

わらび饅頭 レシピ

夏の風物詩、わらび餅。 よく知られている白いプルプルとした食感は甘藷でんぷんによるものです。 今回の本わらび粉はわらびの地下茎からとったでんぷん。 白い粉を数年寝かすことによって黒い風味豊かなわらび餅に仕上がります。 力いっぱい練り上げ、滑ら…

あやめ レシピ

風薫る季節、5月中旬から見られる端正な姿は初夏の水辺を彩る花として人々に親しまれてきました。 「いずれがあやめかきつばた」という言葉があるように、区別の難しいアヤメ、ハナショウブ、カキツバタ。お菓子の意匠ではほとんど区別をしていないようです…

花見団子 レシピ

花見には花見団子がつきもの。 庶民の花見にふさわしいお供として、江戸時代から定番となっています。 三色の組み合わせが一般的で、ピンクは桜で春の息吹きを、白は白酒で冬の名残を、緑は蓬で夏への予兆を表現しています。 材料(5本分) 上新粉 100g…

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