和菓子サロン 一祥

Japanese Sweets Salon Issho

京都 和菓子の会 2010年春

「春闌の京菓子の会」〜京都・下京・太子山町・秦家住宅にて〜
に、娘二人と参加しました。
所々で桜の花びらが舞っている、天気のいい爽やかな朝でした。
今回は聖護院八ツ橋さんの「八ツ橋」。
三角で、ニッキの香りの・・・というイメージを一新!
お話の間待ちきれずそわそわする娘達の前に
大判の菓子器が運ばれてきました。

漆の器が、奥庭からのやわらかい日差しで波打っています。
この器は「夜の海」を表現した作品で、
遠くから見ると本当に海の波のようでした。
広大な海の向こう、遠いところから運ばれてきたような、
五つのお菓子をとりわけました。

ほとんど全部、八つ橋の材料で作られたお菓子だそうです。
生の生地と、焼いた生地を同じ桜の型で型抜きしたもの。
同じ形でこの食感の違い、楽しかったです。
チョコのかかったポッキー風は娘達に人気でした。

透明の八つ橋!「聖流」。
見た目に新しいお菓子は数多くありますが、
一つ一つをとてもおいしくいただきました。
家族3人分あっという間に無くなり、
お話もそこそこ、子供たちが飽きないうちにお庭見学へ。


途中見かけた猫ちゃんを探して。

秦家は「竒應丸」の製造・卸を商いとしてこられたお家だそうです。
座敷から見た中庭、店の間は時代を超えて迷い込んだような風景でした。
小旅行に来たような、春の一日。

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