和菓子サロン 一祥

Japanese Sweets Salon Issho

5月 わらび饅頭

5月の教室は本わらび粉を使った「わらび饅頭」でした。
わらびの根は古くから救荒食物として食されていましたが、
1500年ごろからはすでに嗜好品として食べられていたそうです。
現在では貴重品の本わらび粉。
わらびの根を掘り、何度もさらし、
何年も寝かせていることを考えると当然かもしれません。
ここ数日日差しが強くなり、
ぷるんとした弾力あるわらび饅頭はとてもおいしく感じられました。



本わらび粉。灰色のでんぷんです。とても値段が高いのにびっくり!

白漉し餡を分割、色付け(写真奥)。きな粉をわらび粉を練る前に篩っておきます。

材料をまぜ、漉しながら鍋へ。

力強く練る!練る!!

こんなに黒く弾力のある生地が出来ました。つやつやです。

包餡作業。子供はピース!

きな粉をかけて出来上がり!
きな粉も「丹波黒豆」「深炒り」2種類用意しました。

5月の教室は子供たちの病気のため日程が大幅変更。
皆様本当にご迷惑をおかけしました。
現在まだ2クラス残していますが、本わらび粉のわらび餅はとても好評でしたよ。

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